仕事

マスクもせずに毎日出社、残業…コロナ意識が低すぎる会社員の言い分

マスクをせずに同僚からキレられたことも…

マスク 何かと感染予防のためのエチケットが求められるこのご時世。当然ながら周囲の意識との差を感じることも少なくなかったようで、ちょっとした社内トラブルに発展したこともある。 「会社ではマスクを着用しない人への魔女狩りがひどくて、あっという間にマスクをしていない人間は自分ひとりになりました。最終的に週2~3日のペースで出社してくる同期の女性にヒスられ(キレられ)、上司に呼び出されて注意されましたね。FC店のオーナーさんからも奇行種扱いされましたし、マスクしていないと通勤電車でも露骨に避けられます」  花粉症のため近所のドラッグストアやコンビニでマスクを探したこともあったそうだが早々に諦め、かといって会社の備品としてマスクが供給されることもなかったため、結局、のらりくらりと上司らの注意もやり過ごしてきたらしい。 「定期的に出身の福岡に出張する機会があり、夜は地元の男友達と飲むのが定番なんですが、3月後半の出張の際は完全にコロナ患者として扱われました。『来んなよ!』と言われて悲しかったです。最後はキャバクラに誘ったら付き合ってくれましたけど。東京での飲み会も減りましたが、営業している駅前の飲み屋とかで仲良い友人と週1、2回のペースで飲んでいます。オフ飲みはやっぱ楽しいです。あと、在宅勤務で普段より人恋しくなったのかわかりませんが、一人暮らしの女性からの連絡が増えましたね。実際に棚ぼたみたいな出来事もあって、良い思い出ができました」  ちなみに彼の出身高校のOBには外山恒一氏がいるそうだが、こうした行動の背景に政治的意味や高尚な思想があるわけでもないようだ。にも関わらず、なぜそこまで世間の空気や同調圧力をスルーできるのか謎だが、アベノマスクが届いたらちゃんとマスクをしてくれるのだろうか? 「アベノマスクはすでに届きましたが、私の顔が大きくサイズが合わなかったのですぐ捨てました。10万円の給付金の使い道は特に決めていません。割安な株を買ったり、投資に当てようかなと。代休を使って長期連休を取れたら、家でゆっくりしたいと思います。本当に使わせてもらえるのか、半信半疑ですが」  少し極端な例だが、こういう人も現実には一定数存在するということだ。ともあれ、気を引き締め直して、3密回避や手洗いの徹底などの感染予防に取り組もう。<取材・文/伊藤綾>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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