仕事

アフターコロナで上司のウザさが加速、“業務外チャット”が頻繁に…

コロナをきっかけに「まるで人が変わってしまった」

パワハラ お次は、コロナをきっかけに悪い意味で「人が変わってしまった」同僚の存在に悩む人の声だ。東京都内の建設会社社員・中井健太さん(仮名・30代)の証言。 「女性の上司が、コロナをきっかけに政府やマスコミ批判を公然と行うようになりました。朝昼晩のニュース番組をスマホで見ながら、政府は嘘をついている、コロナで死んだ人が隠蔽されている、とブツブツ言ってます。もともと好きだったドラマについても、洗脳されるから見ない方がいいとまで」(中井さん、以下同)  大きな事件、社会的な変革が起きると、そのショックから生き方が変わってしまう、というのはよくある話。個人がやる分には自由だが、それを誰かに押し付けると、周囲は迷惑なだけだ。 「いちばん困るのはランチです。Facebookで知り合った知人の影響で『ヴィーガン(菜食主義者)になった』と言って、部下にもすすめてくる。サラダだけのお弁当を勝手に買ってきて配るんです。もちろんお金も取られるし、いちいち高い。私はすでに弁当を持参するようになりました。お金が浮いて良かった面もありますけど」  実は筆者の周囲にも、同じように「人が変わってしまった」人がいる。コロナの「第二波」が6月に訪れる、その時またティッシュペーパーやマスク、消毒液が不足すると言って、大量に買い占めをしている友人のS。  最近、首都圏で頻発している地震については、自らのFacebookで「某国の地下核実験の可能性」にまで言及し、私を含めた友人を驚かせているのだが……。 「コロナのおかげで暇だったから、いろんな情報を集めたんだろうけど、自分好みのサイトばかり見ているうちに怪しいサイトにたどり着き、鵜呑みにしちゃったパターンだわ。毎日のようにSから『なぜ買い占めをしない』とか『家族や命を守るためだ』とメッセージが届く。もう疲れたよ……」  こう話すのはSの親友。アフターコロナの世界にも「嫌な人」「ウザい人」は変わらず存在しているようだ。<取材・文/森原ドンタコス>
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