具体的な金額までは聞けなかったものの、収入は大きくダウンしたと語る勇さん。今後も配達ドライバーとして働いていくのか？ 「年齢も年齢だから、新型コロナウイルスにかかったらと思うと怖いね。でも、今辞めても行き場がないよね。幸い独り身だから、自分が生活できる分さえあれば大丈夫かな」 　今までタクシードライバーや大型トラック運転手などを渡り歩いてきた勇さんは、この先、車を使った仕事から離れることはできないと語る。 　最後は笑顔で、「なんだかんだで、この仕事楽しいよ！」と言葉を残し、配達へ戻っていった。 　現代の生活で欠かすことの出来なくなったオンラインショップでの買い物。これを支えてくれているのが宅配ドライバーたちだ。今になっては“当たり前”になりつつあるかもしれないが、配達してくれることに感謝の気持ちを伝えてみてはいかがだろうか。＜取材・文／吉田みく＞