仕事

医療従事者たちの「地獄の夏休み」。激務薄給、我慢の限界……

少ない給料で休みなく働き…我慢の限界

医者 神奈川県内の某市、新型コロナウイルス罹患者を受け入れている総合病院勤務の看護師・中村容子さん(仮名・30代)もまた、地獄の夏休みを過ごすことになると言って憚らない。 「コロナの影響で、コロナ以外の理由で病院へ来られる患者さんが激減。病院の主な収入となる“診療報酬”は、うちの病院で前年比の4割程度で、夏のボーナスがカットされました。それだけじゃない、来月からの給与についても、一部見直すとの通達がありました。若い看護師たちは、コロナ対応で休みなく働いて、手取りは20万円ほど。私も25万円ほどですが、コロナ対応に対する手当など一切ない」(中村さん、以下同)  実は、緊急事態宣言明けの6月中旬ごろ、中村さんの病院には、酒の飲み過ぎにより救急車で運ばれてくる患者が増えていた。最近では、川や山などで遊んでいて怪我をした、という搬送者も増加傾向にあるというが……。 「コロナで大変な時に……と、対応するのが億劫になります。私たちは、少ない給料で休みなく働いて。医療従事者なんだから当たり前だろ、と心ないことを言われる方もいますが、冗談じゃない。最低限以上の生活ができていなければ、他人に愛をもって接すことなど、なかなかできません。一般の方々が休みだ旅行だと仰っているのを見て、そろそろ我慢の限界です。うちの病院でも、夏休みまで我慢して退職しようという同僚がちらほら出始めています」 「地獄の夏休み」明けに、医療従事者がごっそりいなくなっている……なんてことがないよう、彼ら、彼女らへの手厚い補償が待たれる。<取材・文/森原ドンタコス>
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