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甲子園交流試合。野球ライターが選ぶ“注目選手と通なプレーヤー”

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、春の選抜高校野球大会が中止に。さらに、夏に開催される予定だった全国高等学校野球選手権大会も中止となり、一時高校球児たちは公式戦に挑む道を絶たれてしまった――。しかし、同大会の中止に伴い、全国47都道府県の各高野連が「独自の代替大会」の開催を決定。各地の優勝校を決める熱いトーナメント戦が繰り広げられた。
甲子園

阪神甲子園球場

 さらに、8月10日より春の選抜高校野球大会の代替試合が聖地・甲子園で開催されることも決定! 出場予定だった32校を招待し、各1試合の対抗試合を行うことになったのだ。このニュースには選手や保護者の方々が喜んだことはもちろん、高校野球ファンも歓喜。そこで、実質的に“夏の甲子園の代わり”となる同大会の見どころや注目選手を、アマチュア野球に精通する記者や野球ライターに聞いた。

注目カードは“昨夏の決勝の再現”履正社vs星稜がアツすぎる

 答えてくれたのは、在阪のスポーツ新聞記者からスポーツライターに転身した安田新治氏だ。まずは注目カードを数試合挙げてくれた。 「まず特筆しておきたいのは、今回の代替大会は1試合のみの対抗試合だということ。なので、投手陣は体力消耗がほぼないので、投手有利の大会になるでしょうね。そんななかで注目カードは、第4日目の第1試合にある『履正社対星稜』です。なんとこのカード、昨夏の決勝戦と同じという奇跡の一戦。昨年は履正社打線が星稜のエースだった奥川恭伸(現ヤクルト)を攻略して全国制覇を収めましたが、今年の実力はほぼ互角。  昨年の奥川君ほどの完成度はありませんが、星稜の荻原・寺西の投手二枚看板と履正社の小深田、関本、池田といった強打者との対戦が見どころだと思います。注目選手は、星稜の走攻守3拍子そろったキャッチャー・内山壮真君。プロに入れば内野手転向の可能性が高そうですが、俊敏な動きとバズーカのような肩の強さで新たなキャッチャーの形を甲子園で見せつけてほしいです」

東西最強決定戦はホームラン合戦に?

 さらに、安田氏は注目カードを数試合挙げてくれた。 「こちらも東西最強決戦ともいえる第6日目第1試合の『大阪桐蔭対東海大相模』ですね。どちらも打力に自信のあるチームで、大阪桐蔭は西野、仲三河、船曳という勝負強い打撃をできる選手が多い。一方の東海大相模は、3人で合計120本以上のホームランを打っている加藤、山村、西川という長距離砲がズラリと打線に並びますからね。ホームランがガンガンと飛び出る面白い試合になるかもしれません。特に、西川僚祐は190センチ近い体を生かしたフルスイングが魅力の注目選手です。大田泰示(北海道日本ハム)や岡本和真(巨人)のようになれる逸材。また、来年の目玉になる可能性がある大阪桐蔭2年生のW速球派・関戸康介と松浦慶斗の躍進にも期待したいですね」
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知る人ぞ知るドラフト候補は?
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