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昆虫食ダイエット10日間に挑戦、肉禁止でマイナス4kg

―[昆虫食のリアル]―
ゲテモノ扱いされたのも今は昔。美容やダイエットにも通じる高い栄養価を誇り、生産効率が高い昆虫が、スーパーフードとして注目を集めている。流行りに便乗し、記者が昆虫食ダイエットに挑戦!その結果は?
昆虫食

写真はイメージです

昆虫食を取り入れて記者は軽々4㎏の減量に成功!

 ここ数年の不摂生がたたり、体重は90㎏目前。身長183㎝、かつてのモデル体形が、今や見る影もなくなった記者Tに下った指令が「10日間の昆虫食生活」だ。高たんぱく質低糖質がウリな昆虫はダイエット食材にうってつけ。栄養士のアドバイスのもと、食生活改善にとりかかった。  朝は食欲もないので、小松菜とリンゴとコオロギパウダーで作ったスムージーのみ。粉末の粉っぽさも薄れ、飲みやすい。果糖は吸収が早く、一日の始まりのエネルギー摂取に最適だ。さらにコオロギを入れたことで、栄養士の和田岳丸氏も「コオロギは昆虫のなかでもトップクラスにたんぱく質が多いうえ食物繊維も豊富でダイエットに最適です」と太鼓判。  昼は、サゴワームとコオロギを入れたおひたしなどの常備菜4品と、コオロギとサソリを交ぜた炊き込みご飯を詰めた昆虫弁当。まぜご飯は、炭水化物の摂取量が抑えられるうえ腹持ちがいい。 「サゴワームは良質な脂が豊富で、糖質を消費する体質から脂肪を消費する体質へと、体質改善させるのに向いた食材です。サソリはアミノ酸と亜鉛が豊富で、滋養強壮が期待できますね」(和田氏)  コオロギはクセがほとんどなく、水分を含んだことで食感がもっちりして食べ応えも十分だ。  夜は常備菜と炊き込みご飯に加えて、豚肉の代わりに乾燥タガメを入れたタガメ汁を作ってみたのだが、これが唯一の失敗。煮るとゴムを噛み続けているような食感になり、噛み切れないのだ。
昆虫食

意外と臭みはないが、見た目の衝撃度と弾力が半端でない。揚げるか焼くのがベター

 翌日は巻くだけでおしゃれに見える昆虫5種(オケラ、シルクワームサナギ、ヨーロッパイエコオロギ、グラスホッパー、サゴワーム)入りの生春巻きに変更。新鮮な野菜のシャキシャキした歯応えと、昆虫のカリカリ感がマッチして箸を止めるのに一苦労した。

5日目の夜、体に明らかな変化が…

 体に明らかな変化を感じたのは5日目の夜のこと。垂れ乳で下を向いていた乳首が正面を向き始め、くびれラインも見て取れた。思えば便通も改善。難点を挙げるとすれば、便のニオイが強烈になったことか……。  肉に恋しさを感じることは特になく、10日後には88㎏あった体重が84㎏に落ちていた。これを機に筋トレも始めて、昆虫のようなカチカチボディを手に入れたいと思う記者Tであった。
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