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京都・祇園の「夜の街」はコロナ前から詰んでいた!?“老舗の看板”で飯は食えず…

祇園だけでなく、全国で起きている現象

 これは祇園だけでなく、全国の飲み屋街すべてで起こっている現象だろう。  感染防止対策をしていてもクラスターが発生している現在、夜の街はこれからも窮地に追いやられ続けるだろう。  ただし、不動産屋に聞いたところ、祇園界隈の空きテナントに動きは見えているらしい。経営を乗り切るために小さい店へ移転する店が増えているそうだ。  空きテナントの比率で言えば、面積が広い空きテナントは増えているものの、狭いテナントは埋まっていっているという。苦肉の策としてホステスを減らし、店を小さくすることで乗り切ろうとしている店は多い。  しかし、そうした経営対策もいつまで通用するのか、先は見えない状況だ。  コロナが収束した世界では、キャバクラやラウンジ・スナックといった業務形態が果たして残っているのか。長年夜の街に関わってきた人間としては、行く末が気になるところだ。<取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
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