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今度はアップルパイ味…「ペヤング」が奇抜な商品を出し続ける理由

アップルパイ味はアレンジで生まれ変わるのか?

ペヤング

通常のペヤングにはアイスを乗せると美味しいようだ

 ペヤングの底力は、あらゆるちょい乗せやアレンジを受け止める懐の広さにある。160種類ものアレンジを紹介する「ペヤング本」(ロングライドジェイ有限会社)なるものまで発売されている。このレシピ本に紹介されているアレンジの1つ目が「バニラアイス」であるのも、ペヤングらしい。
ペヤング

アレンジ①ふりかけ(味道楽)

 まず試したのは、ふりかけ(味道楽)だ。ノーアレンジのアップルパイ味を食べた時に物足りなかった塩気が、このふりかけで補われている上に、焼きそばにつきものの鰹節の役割まで果たしている。しかし、後ろから追いかけてくるリンゴの味と相性がいいとは言いにくいものだった。
ペヤング

アレンジ②とろけるチーズ

 次に試したのはとろけるチーズ。リンゴとチーズをワインのアテにすることもあるので、いけるかもしれない。たっぷり目にかけてレンジで30秒温めると、チーズがとろけて見た目には美味しそうになった。食べてみると確かに相性は悪くないが、求めている塩気が足りないし、焼きそばである意味が全くわからない。
ペヤング

アレンジ③カレー

ペヤング

チリペッパー、とろけるチーズも足すとなお良し

 最後に「リンゴとハチミツ」というテレビCMの文句が頭をよぎって、カレーを試してみた。驚くべきことに、スパイシーなカレーにアップルパイソースがコクを与えていて、素晴しい調和だった。甘みが強まるのでチリペッパーを足すと、それで完成と言えるような「カレーやきそば」が誕生した。そこに、とろけるチーズを乗せてみると、さらにコクが深くチーズの旨味も加わって、美味しく完食することができた。 「ペヤング アップルパイテイストやきそば」を食べてわかったことは、チーズカレーがなかなか美味しいということだ。そして食後、まんまと「ペヤング ソースやきそば」が食べたくなってしまった。  奇抜な商品を発売するメリットは、確かにあるのだろう。<取材。文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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