更新日:2020年12月01日 19:03
エンタメ

これが小林麻耶の生きる道!? 中身が「中学生」の夫とどこに向かう?

子供じみた小林麻耶と中身が「中学生」の夫、行く末は?

 体をくの字に曲げてしゃべられなくなるほど笑いながら、自分が降板させられたことを告げた態度には、小林麻耶の気の強さを感じた。あれは「屈服しないこと」を誇示した笑いだろう。  しかし、レギュラー番組を失って、そんな子供じみた態度をとっている場合ではないのではないか。事態を改善するための前向きな努力は拒否して、真っ先に自分の心の救済に向かう、現在の小林麻耶の人生に対する態度が表れているように感じる。

 今回の一件では、とにかく小林麻耶の子供じみた態度が目立つ。妹の死によって、小林麻耶は理不尽な中傷にさらされ、大きな心の傷を負った。彼女は精神を退行させ、反発心をあらわにすることで、正気を保っているのかもしれない。  小林麻耶は苦しんでいる時に、元々中身が「中学生」の夫に出会い、心のまま無責任に振る舞うことで、楽になれることを教わったのではないだろうか。元々の彼女の性格はその真逆なのだろう。  「#13」では、小林麻耶が夫に「私を洗脳していたの?」ということを尋ねると、夫は腹を立てて退出する。しばらくすると夫は「ドッキリ」の札を掲げて画面に再び登場する。視聴者に対するドッキリだったというわけだ。  2人のすることは、どんどんねじれていき、攻撃的になってきている。「楽になるため」にしたことがどんどん自分を追い込む。そのことに2人は、特に夫は苛立ちを募らせているように見える。
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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