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渡部建「笑ってはいけない」復帰計画どうなる?記者会見したくても

番組側は放送しないわけにはいかない

 松本人志は、自身が出演した11月22日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、この一件について言及。「ずっとドッキリを仕掛けられる受け身の自分たちは、誰がゲストでどこで出てきて何をするのか知りたくない。収録前にネットニュースで知らされるのは、ルール違反も甚だしい」と不満を漏らした。実際に現場に渡部が登場し、去ったあとに「ネットで知ってたわ」とつぶやいたことを明かした。さらに、この話題を取り上げる各局のワイドショーにも苦言を呈した。
 渡部建の出演をすっぱ抜いた側は、テレビの掟(ルール)の外の者であり、その人たちに対して「ルール違反」と言っているのだったら、それはお門違いだろう。スクープが出た後に、各局のワイドショーがそれに追従するのも当然のことに思える。あえてルール違反した者を探すなら、渡部建の出演を外部に漏らしてしまった「笑ってはいけない」スタッフなのではないか。  渡部建は、サプライズが成立して世間を笑わせてしまえば風向きが変わるかもしれないと考えて、勝機の少ない「大博打」に打って出たのだろう。  しかし、情報が漏洩し、サプライズと言う大前提が崩壊してしまい、賽が投げられる前に、博打すら不成立となってしまった。そして激しいバッシングの嵐が吹き荒れた。  渡部建の出演部分がお蔵入りになるかもしれないというネット記事があったが、収録済みの報道がありながら、それを放送しなかったら、渡部建が浅はかな目論見を持った事実だけが世間の記憶に残ってしまう。オファーしておいて放送しないことが番組としては1番の愚行に思える。

サプライズに失敗したのだから、いっそのこと……

「ワイドナショー」に出演して謝罪するという噂もある。しかし記者の質問を受けなければ「禊」にはならない。放送前に記者会見を開くのではないかという記事もあった。となると、あれだけ避けてきた記者会見を「仕方なく」開くことになる。 「笑ってはいけない」の出演が漏洩したことで、渡部建は完全に八方塞がりの状態に追いやられてしまったようだ。意を決して番組出演を決めた渡部建からすれば「勘弁してくれよ」と言う気持ちなのではないだろうか。  それにしても渡部建は大晦日にどんな「禊」をするのだろうか。何をすれば「笑える」のか思い当たらない。佐々木希が命令する形で罰を与えれば少しは笑えるかもしれない。どんな形になるのか非常に興味深い。大晦日が楽しみだ。  サプライズ計画は瓦解してしまったのだから、できればいっそのこと「渡部登場まで〇〇分」みたいなテロップを付けていただけたら非常に助かる。
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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