仕事

コロナで冬のボーナスが大幅減…映像制作会社で働く社員の嘆き

事務職はリモートワークができない

 年末年始はなにかと出費が多い。「数万円でも出ないよりはまし」という博美さん。しかし、年俸制から月給制に見直されたときに、すでに給与は減額されている。 満員電車 「そうなんです。会社員だから安心していたのに、昨年よりも大幅な収入減。しかも、この先もどうなるかわからない。すでに転職活動をしている同僚もいます。週一回ほどリモートワークなのですが、契約書や決済に関わる業務のため、基本は出社しないといけないのです。コロナが怖いのに、満員電車に乗って出社していると『そこまでしてやる仕事なのか』と落ち込みますね」

これからどうしよう…

 博美さんがいるエンタメ業界はどこも厳しい状況だが、30歳を前に転職するか悩んでいるそうだ。 「私は事務職なので、まったく違う業界に入りなおすのも面倒くさいと感じてしまって。もし早期退職などが始まって、条件が良ければ退職金をもらって辞めようか迷っています…」  世界規模でのコロナウイルス感染拡大が、我々の生活に大きな影響を与えた。これまでの働き方を含め、どうやってお金を稼ぐかを、模索する時期なのかもしれない。<取材・文/池守りぜね>
出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration
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