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「20時閉店よりも私語禁止に」独自のコロナ感染対策をするカフェの工夫

「しゃべれないのは困る」と帰ってしまう客もいたが……

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オーディオ類にこだわった店内の様子

 そうして「私語禁止スタイル」を告知したFacebookの投稿には大きな反響があった。普段「SNSはそんなにマメにやらない」という羽根さんだが、今回の投稿には親しい人からの応援も含め、たくさんのコメントがついた。さらにその内容はTwitterにも転載され、多くの人の目に触れることとなったのは想定外だったという。そして、この「私語禁止」営業は2021年の営業初日である1月7日から開始された。 「前からお客さんとして来てくださっていた方の中には『私語禁止スタイル』に変えたことを知らずに来た方も多く、2~3人で来たのに『話せないのは困るなぁ』と帰られる方もいました。だけど事情をご説明したところ『じゃあ今度は音楽を聴きに来るよ』と言ってくださいましたね。  ほかにも、新たにTwitterで私語禁止の取り組みを知ってご来店されたらしい方もいらっしゃいました。SNSを見て来たと言われたわけではないのですが、帰り際に『応援しています』とボソっと言ってくださったのでそうなのかな、と。  ただ、SNSの影響で著しく客数が増えたということはありません。あの投稿を共感してくださったのは恐らくコロナへの危機感の強い人。わざわざ遠方から足を運ぶことはないと思うんです。だから、たまたま近くに住んでいた人が来てくれたのかなと。私もあの投稿で売上を上げたいとか集客したい、と思っているわけではないので、緊急事態宣言の間はこのくらいの状況が続けばいいなという感じです」

実際に苦労してるのは飲食店の取引先

 コロナ禍では飲食店ばかりが振り回されている印象を受ける。しかし羽根さんは「飲食店ばかりが取り上げられ目立っているように見えるだけ」と指摘する。 「実際に苦労してるのは飲食店の取引先だと思っています。個人店では国からの協力金で十分成り立つところもありますが、仕入先は店の休業や営業時間短縮の影響をモロに受けて困っているところが多いです。高円寺エリアは規模の小さい個人店が多いので、なんとか共に乗り越えていきたいですね」    感染リスクを抑えながら経済をまわすために、工夫を凝らしながら営業スタイルを模索するお店は多い。客である私たちも可能な範囲でできることをしていきたい。<取材・文/松本果歩>恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA
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