世界最速でワクチンの接種が進んでいるのがイスラエル。国民の約4割が1回目の接種を終えていると報じられている。いま、アメリカでも急ピッチで進められているが、供給不足から接種の予約が困難になっている州もあるという。 　日本政府は早くとも4月1日以降に高齢者の接種を開始させ、3か月以内には完了するという目標を掲げてはいるが、今後スケジュールが遅れるようなこともあるかもしれない。 　国内では、すでに「ワクチンを優先的に接種できる。後日全額返金されるので10万円を振り込むように」などという“詐欺電話”がかかってくる例もあるという。国民生活センターには、ワクチン接種にかんする不審な電話やメールの相談が寄せられているといい、悪質商法に注意を呼びかけている。 　得体の知れないものに右往左往せず、冷静につとめてほしい。 ●「新型コロナワクチン詐欺　消費者ホットライン」 電話：0120-797-188（10時～16時）※土日祝日含む ＜取材・文／山口準＞新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。