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株式暴落?上昇継続?どちらでも勝てる銘柄9社

コロナショックを経て急回復をみせた投資市場。日経平均は一時3万円まで回復し、ビットコインは1年で6倍に膨れ上がった。しかし、実体経済との乖離は明らかであり、バブル崩壊目前を予測する専門家も多い。この最後の相場は買いなのか、売りなのか――。令和バブルで手堅く儲ける株の戦略とは?

上昇継続、暴落到来。どちらでも勝てる銘柄で勝負せよ!

[バブル投資]で稼ぐ ろうそくの炎が消える瞬間に大きく燃え上がるように株式相場も上昇の最終局面が一番盛り上がるとされる。すべての投資家が買う“全員参加型”の相場では、バブルが弾けるリスクも高まりつつある。マネーリサーチ代表の山本伸氏も次のように指摘する。 「今後も低金利下で債券から株式への資金シフトが続くと思われるので、基本的には株式相場の上昇が期待できそうです。ただ、外国の政府系ファンドの換金売りなど、相場急落の引き金になりそうなリスクが増えているのも事実。何でも買えば勝てる相場にはならないでしょう」  相場急落の可能性を視野に入れつつ、バブル相場の最終局面でも株価が大きく上昇する銘柄を拾うのが理想だ。果たしてそんな銘柄はあるのだろうか? 「昨年3月からの上昇相場を牽引していたグロース(成長)株を売って、バリュー(割安)株を買う流れは続きそうです。そういう意味で、グロース株は避けるべき。狙い目は、長期にわたって注目される一大相場テーマに乗った銘柄です。上昇局面ではもちろん買われますし、仮に暴落相場が来ても継続した買いが見込めます」

注目のテーマ3つ

 山本氏は注目テーマとして「再生可能エネルギー」「半導体」「商社」の3つを上げた。 「再エネは、すでに世界的な相場テーマとなっていて、今後も息の長い相場になることは確実。半導体関連は昨年から買われていますが、新技術や再エネの普及に不可欠なだけに、株価急落は逆に買いのチャンスでしょう」  また、世界的な投資家のウォーレン・バフェット氏はバリュー株の筆頭として日本の商社株を継続的に買っている可能性があるという。3テーマともすべて「環境」という一大テーマでつながっており、長期的に資産急拡大への期待が高まるテーマだ。
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暴落に強い!これからも伸びるテーマ
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