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株や仮想通貨のバブル崩壊“3つの予兆”。今から儲けるチャンスはあるか

コロナショックを経て急回復をみせた投資市場。日経平均は一時3万円まで回復し、ビットコインは1年で6倍に膨れ上がった。しかし、実体経済との乖離は明らかであり、バブル崩壊目前を予測する専門家も多い。この最後の相場は買いなのか、売りなのか――。ラストチャンスをものにせよ!

コロナバブル崩壊を引き起こす“3つの予兆”は既に出ていた!

[バブル投資]で稼ぐ 世界的な株高局面、いわゆる“コロナバブル”が到来している。米国の代表的な株価指数であるニューヨーク・ダウは、いまだに史上最高値の更新を続けているが、エコノミストのエミン・ユルマズ氏は「昨年末頃からすでにコロナバブルは部分的に崩壊している」と警鐘を鳴らす。 「米国市場では昨年から信用取引のポジションが積み上がっていて、投資家がリスクを取りすぎている状態です。GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)に代表されるテック系企業の株価や仮想通貨など、局所的なバブルが発生していました。  ほぼノリだけで作られた仮想通貨『ドージコイン』まで買われるなんて、バブルとしか言いようがありません。  その一方でテック系企業が多い米ナスダックは2月に高値付近で強い抵抗にあって大きく下げに転じました。現在は銅や小麦、木材といったコモディティや景気敏感株が買われていますが、こうした循環的な買いが一巡した後、相場全体が暴落する可能性はある」

世界的な金融緩和による“カネ余り”

 金融アナリストの三井智映子氏も、不穏な空気を感じている。 「米資産運用会社アークが運用するETFにはテスラやZoomが組み入れられており、コロナバブルで大きく値上がりしました。ところが、今年2月以降は急落に。資金循環の流れから空気(=資金)が抜けていっている印象です」  両者ともに世界的な金融緩和による“カネ余り”が、局所的なバブルの発生につながっていると指摘。では、今後の展開はどうか。米国ではインフレ率が上昇して世界的な株高局面、いわゆる“コロナバブル”が到来しているが、ユルマズ氏はこれが相場急落の引き金になり得ると予想する。
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