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コロナ禍で沖縄旅行を中止した女性「みんなだってやっているのにズルい」

旅行をキャンセルしてもお金は返ってこない

飛行機 予定日まで1週間をきった予約のキャンセルは、料金が返ってこない。旅行会社の人に「緊急事態宣言が延長されたから考慮して欲しい」とは言ってみたものの、謝罪されるだけだった。 「安いプランだったし、仕方がないのはわかってるんです。でも、行けないのに5万円近く払うのはちょっと厳しい。国内だし、私は旅行に行きたかったので誰か他の友達を誘って行こうかなって思いついたんです。  でも、友人からは『それはナシだよ。私だって本当は行きたいのにズルいよ』とつっぱねられました。じゃあ、私のキャンセル分を払ってくれるのか? と言ったら、そういうわけでもない。ただただ、お金が引き落とされるだけ。  友人のせいではないけど、自分は絶対に行かない、でも他の人と行くのもダメ。私のキャンセル代は一切払わない……。なんだか理不尽に思えてしまいました」

「みんなだってこっそりやっているのにズルい」

 さくらさんが「みんなだってこっそりやっているのにズルい」と不満を爆発させる。 「私は最終的に『緊急事態宣言を考慮して旅行をキャンセルした』という正しい行動をしたはずなのに、5万円近くを失ってキャンセル代は1円も返ってこない。ご褒美がもらえるわけでもない。納得できるはずがありません。  だって、本当に全員が全員、きちんと我慢していればいいんですが、まわりも“いちいち言わないだけ”で、国内旅行なら行っている。20時以降にお酒を飲んでいる人だっている。もちろん、バレてしまえば批判されるけど、うまく楽しんでいる人だっている。それがズルいなって。黙って行っちゃったほうがお得感があるじゃないですか。  新宿や渋谷あたりなんてコロナ前と変わらないぐらい人が出ている。マスクをして、手洗いやうがいを徹底して密を避ける、20時以降は飲食店にも行かない、それでもういいじゃんって思います」  とはいえ、さくらさんは今回のことを教訓に、コロナが終息するまでは旅行はもちろん、レジャーにも行かないと決めたと話す。 「コロナの状況に左右されるなら、そもそも約束なんて意味ないじゃないですか。友達と揉めるのもウンザリ」  さくらさんは最後に「日本ではロックダウンが出来ないから平等に自粛するなんて不可能に等しい」と苦笑した。 <取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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