心と体を整えるサウナは働く男にとって、呼吸と同じぐらい重要である。サウナーで俳優の橋本祥平が連載13回目に訪れたのは東京・神田の「SaunaLab Kanda」だ。 　ジメジメした梅雨の不快感を乗り切るにはやっぱりサウナ！ということで4月にオープンしたばかりのサウナラボ神田さんを訪れました。 　こちらは、名古屋、福岡を中心に展開する人気サウナ「ウェルビー」グループが運営する、サウナー大注目の最新鋭施設。 　オフィスビルの地下1階にあるコンパクトな施設ながら、明るい「フォレストサウナ」、大きな桶型の「OKEサウナ」、ソロサウナの「から風呂」、サウナ室内に池を設置した「IKEサウナ」などの個性的なサウナが備わっています。 　特にハマったのが「IKEサウナ」。畳張りの座面が熱を帯びて岩盤浴のようにじんわり温かく、静かで瞑想向き。すべてのサウナでロウリュが可能なので、物足りなさを感じたらグッと体感温度を上げることもできます。 　毎週水曜日は男女エリアが入れ替わるので、ぜひ全サウナを体験してほしいですね。また、アイスサウナは意外にも緩やかに体を冷やしてくれるので、水風呂が苦手な方にもおすすめです。 　こちらの施設はラボ（研究所）というだけあって、これまでの王道や常識に一石を投じる実験性に溢れています。 　照明や温度設定も少しずつ変化をしているらしく、固定観念にとらわれずに新しいサウナの道を模索していくその姿勢に、すごく感動しました！ ＜取材・文／森野広明　撮影／江森康之　撮影協力／SaunaLab Kanda＞’93年、神奈川県生まれ、俳優。’23年6月にW主演舞台『文豪ストレイドッグス 共食い』上演予定。オリジナルブランド「totoknow」で、サウナバケットハット発売中。念願のサウナ・スパ健康アドバイザー資格をついに取得。ツイッター@hashimotoshohey、公式HP