7月26日から東京五輪のトライアスロンなどの競技の会場となるお台場海浜公園。しかし、この会場についてある問題が浮上していた。会場の海からトイレの臭いがするというのである。Twitterでも話題になっており、「台場トイレ臭」というワードがトレンド入りもしている。 　これは今に始まったことではない。2年前にパラリンピックのトライアスロン・テスト大会の会場になったときも海を泳いだ選手から「トイレのように臭い」という声があがっていたようなのだ。 　令和3年3月付で発表された東京都オリンピック・パラリンピック準備局「フォローアップ計画書」P110（5-5-2 水質等）によれば、 ＜テストイベントにおいて大腸菌類の流入抑制に効果があった水中スクリーンについて、更なる効果が期待できる三重スクリーンを設置することで、より確実に水質を担保する＞ ＜東京都では、お台場海浜公園における水質等改善の具体的な水質等改善案として、水 面清掃の強化、公園の砂浜・磯浜清掃の強化、公園内の砂浜に新たな砂（神津島産）の補充による浄化機能の強化等に取り組んでいる＞ 　と書かれている。これらの事業により、お台場海浜公園のトイレ臭はどの程度消すことができたのか。実際に現地に足を運んで確かめてみることにした。