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お台場の海はトイレ臭がするのか。現地で感じた匂いの正体

トイレ臭はまったく感じない

五輪マーク

お台場の海に五輪マークのオブジェが

 ゆりかもめ線のお台場海浜公園駅でモノレールを降りた。お台場海浜公園はすぐ目の前である。が、白いフェンスで周囲を囲われ、関係者以外は立ち入り禁止になっている。そのフェンスに大きく書かれているのは「TOKYO2020」という文字。現在のコロナ禍がなければ、東京五輪は去年の2020年に開催されていたはずだったのだ。  そのフェンス沿いにお台場沖のほうに向かって歩いた。その途中、警備にあたっている警察官と何人もすれ違う。そのベストには「鹿児島」など他県の名前が目立つ。会場の警備のために各地から応援で駆けつけているのだろう。  レインボープロムナードからお台場沖を眺めた。強烈な日差しのもと、海のほうから優しく吹き付ける風がたまらなく心地いい。その風を鼻からすうッと胸いっぱいに吸い込んだ。が、トイレ臭はおろかまったくなんの匂いも感じない。ただ心地いいだけである。  東京ジョイポリスやアクアシティお台場などの並ぶ、お台場海浜公園南側の通りも歩いてみた。緊急事態宣言の最中だが、人通りは非常に多く、賑やかである。そこをしばらくぶらぶらと歩いていると、僕の嗅覚がようやく匂いを感じ取った。が、トイレ臭ではない。蜂蜜の甘い匂いである。この近くに美味しいパンケーキのお店があるのだろう。  

感じられたのは結局、蜂蜜の甘い匂いだけ

お台場

トイレ臭はまったく感じない

 結局、この日一日、お台場海浜公園周辺をぶらぶらと歩いて感じた匂いは蜂蜜の匂いだけだった。Twitterなどで「お台場が臭い」と騒がれているのはかなり大袈裟な気がした。  が、匂いというものは人によって感じ方がまったく異なる。同じ匂いでもひどく不快に感じる人もいれば、まったく気にならない、そもそもその匂いを感じないという人もいる。お台場のトイレ臭もたまたま僕が感じなかっただけなのかもしれない。
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選手たちが本番で泳いでみるまでわからない
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