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松屋の新作「750円ビフテキ丼」にガッカリしてしまった理由。2種とも実食

想像とは違う味わいに驚いた

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ビーフステーキって、こんなに薄かった!?

 ビフテキというのは、いわゆる「ステーキ」のこと。まず驚いたのが、「ステーキってこんなに薄かったの!?」ということでした。  牛丼や焼き肉とは違い、ステーキの魅力は、厚みがあってジューシーであることだと思っていた私。正直、最初に見たときはちょっと残念に感じてしまいました。でも私は、松屋マニアであるわけでもなく、闇雲に批判をしたくもないので、まずは黙々と食べることにしました。  香味ジャポネソースのほうを肉ダブルにして、肉の量を比較してみましたが、どうせ食べるなら、断然にダブル。肉の厚みがない分、満足度を高めるために“量”は重要だと強く思いました。  ステーキを1枚食べてみると、厚みがないせいか柔らかさやジューシーさの印象は弱く、よく言えば噛みごたえがある食感。悪く言えば硬いと感じる人もいるでしょう。  値段が決して安くないこと、リーズナブルなステーキ専門店が増えている今、この値段を出すのであれば……といろいろ想いはめぐります。ステーキソースの味は、いずれもほどよくにんにくが効いていて、適度な味わいにまとまっています。私は玉ねぎソースが好きなので、香味ジャポネソースのほうが気に入りました。

いわゆる“洋食感”を目指していないのかも

 そしてもうひとつ、付け合せの「ピクルス」について。
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ピクルスが添えられている

 ステーキの付け合せとしては、やや珍しい存在感。このピクルスを食べて確信したのは、松屋のビフテキ丼がいわゆる“洋食感”を目指していないことです(沖縄店舗のみ、付け合わせがピクルスではなくキムチ)。  私が期待していたバターの芳醇な香り、洋食でおなじみのポテトやグリル野菜とか、そういう世界観ではまったくないのです!  おそらくもっと気軽な、もっと日本の、もっと和食寄りの……ということなのだと思います。そしてここで、ふと気付かされたことがありました。
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やっぱり松屋といえば……
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