日本の「食」、日本の「農業」を下支えする金融商品[コメeワラント]の魅力とは!? (2)

コメの先物価格を対象とした日本初の金融商品「コメeワラント」が3月26日に発売され、大きな話題となっている。一般投資家に馴染みの薄かったコメ先物市場に、1000円程度という少額から追証なしでレバレッジ投資できるeワラントで、誰もが手軽に参入できるようになったからだ。「コメeワラント」の何がスゴイのか? その秘められた可能性とは? 東京穀物商品取引所営業広報部長の白坂美治氏とeワラント証券マーケティング部長の小野田慎氏に聞いた。

⇒(1)はコチラ http://nikkan-spa.jp/179236
72年ぶりのコメ先物取引の再開!

◆18世紀日本が生んだ先物 21世紀金融工学技術で取引する

 コメ先物市場72年ぶりの再開から約半年後に登場したのが、今回の「コメeワラント」だ。でもなぜ、「コメ先物」が「eワラント」と結びついたのか。

 eワラントとは、株式や指数などを対象とするオプションを証券化した“カバーワラント”という金融商品。昨年8月からeワラント証券が専業で取り扱い、現在は3社の証券会社を通して取引されている。

 投資対象となるeワラントのモトは、現在約150種。それぞれのモトに複数のeワラントがあるので、総銘柄数は約2000にもなる。1000円程度から投資でき、しかもレバレッジが効く、さらに一般の先物にある追証がなく、最大損失は投資金額まで。しかも、とにかく手軽に投資できるため、レバレッジ規制の強化で敷居が高くなったFXに代わり、今大きな注目を浴びている。

 一方のコメ先物は、そもそも一般投資家から見ると「コメ」という投資対象が初めてだし、しかも「先物」となると難しいイメージがあってとっつきにくい。だがeワラントの仕組みを活用すれば、誰もが少額から手軽に投資できるため、コメ先物への投資が身近になるのだ。

 eワラントは、原資産が現在より上がると思えば「コール」、下がると思えば「プット」のeワラントを購入するだけ。コメ先物を対象とするeワラントは10~20銘柄程度が購入可能だ。ちなみに、eワラント証券ホームページ上のシミュレーターなら、権利行使価格ごとの将来価格の違いを一発で試算できるのでわかりやすい。
 
 18世紀の日本が生み、72年ぶりによみがえったデリバティブの元祖コメ先物を、21世紀金融工学による最新技術を駆使して取引する。つまり「コメeワラント」は古くて新しい金融商品なのだ。「市場参加者が多ければ多いほど、取引高が大きくなって流動性が高まり、市場の健全化と安定化に繋がります。ひいてはそれが、日本のコメ市場、さらに農産物市場の発展に繋がる。コメeワラントは、その最初の入り口になりえます。これを通して、コメ先物市場がより理解されるようになればうれしいですね」(東京穀物商品取引所営業広報部長白坂氏)

(3)に続く⇒ http://nikkan-spa.jp/183749
需給が国内で完結 為替の影響を受けない

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