つまり「素材もデザイン性も似ているのに、値段はOAMCのほうがはるかに安い」わけ。そこで近年、「ジルサンダー好き」が同じような服を賢く安く買う駆け込み寺的な需要が生まれています。セットアップはジルサンダーの得意アイテムですが、OAMCのものも負けていません。 　硬めの堅牢な生地を使ったセットアップ。こちらは3つボタンでカジュアルですが、素材もデザインも本家に見劣りはしません。 　また、ジルサンダーでセットアップを買うと30万～40万円ほどですが、OAMCなら上下10万円台でも購入可能。この価格差はかなり魅力的です。 　ラインナップとしてはダウンジャケットやグラフィックが印象的なデザインシャツなど、ややスポーティなものを中心に展開。日本ではまだ取扱店舗が限られており、展開数もさほど多くはないですが、発売後スピーディに完売するものも多い。 　さらに賢く買うなら海外通販を利用すると日本の価格から10～20％OFFでGETできるため、ジルサンダー級のものが「格安で手に入る」と言えます。 　ユニクロ「＋J」のジルサンダーライクな服もいいですが、本家本元・現デザイナーのジルサンダーの服。試してみる価値ありですよ。 商品、衣装／すべて私物　撮影／山川修一（商品）　岡戸雅樹（人物）ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）