今年もクリスマスの時期がやってきた。マライア・キャリーの名曲『恋人たちのクリスマス』に代表されるように、クリスマスと恋人は切っても切れない関係にある。多くの人が憧れ待ち焦がれる、甘くて楽しい聖夜。ところが、一緒に過ごす相手次第では修羅場にも変わりかねない。 　“元メンヘラブロガー”の女性はクリスマスの夜、街中でキレた彼氏にひどい目に遭わされたという。一体、何があったのか。 　話を聞かせてくれたうさたそさん（Twitter：＠usatasoblog）は、Webマーケティング会社を経営する女性社長。過去には自らを‟メンヘラ”と称し、心の闇を武器にブロガー活動をしていた。 　そんな彼女が私生活で交際していたのは、事故物件と言わんばかりのダメ男たち。その中の一人とのエピソードを語ってくれた。 「高校生の時の話です。当時の元彼（以下、A男）とは同じ学校の同級生で、友人の紹介で知り合いました。知的な雰囲気に惹かれ、手紙を渡すところからスタートしたんです」 　まだガラケーだった当時、クラスが違うA男とはメール中心のやり取りで仲を深めていった。その流れで付き合うことになったものの、彼の態度は一変する。 「付き合いだした途端に、『俺はお前のこと好きじゃない。可愛いと思ってない』と言ってきたんですよ。その時すぐに思い直せばよかったんですが、恋愛経験があまり無かったのでヤバさに気付かず……頭の良さそうな人が好みだったのもあり、『賢いから仕方ない』で見逃していた部分もあると思います」 　俺様なスタンスを押し付けられながら始まった交際。うさたそさんは悲しさを感じつつも、経験不足からズルズルと付き合いを続けてしまう。 　受験生だったこともありデートらしいデートは無く、しばらくはメールのやり取りだけが続いた。二人の初デートとして臨んだクリスマス、まさかの事件が起こる。