なれない状況に緊張していた小島さんでしたが、すぐにメッセージのやり取りでは分からなかった一面が垣間見え、少し安心したようです。 「メッセージのやり取りをしているときはスムーズにことが進みましたが、実物はかなりシャイで無口だったんです。このギャップは逆に、女慣れしていないというか、こっちも落ち着いてデートに臨めたので好感度アップのポイントになりました」 　その時はより一層彼に関心をもったと話します。寡黙な様子が良い感じで雰囲気を醸し出している気がして、まさに「こりゃモテるわ」と思わざるをえなかったとか。カフェに入ってコーヒーを飲みながらお互いについて色々と話して最初は楽しかったご様子。しかし、30分ほど話をして、何となくその場がひと段落したところである変化が……。 「とにかくずっとスマホを手元に置いて、お互い無言になるたびにスマホをちらちら気にするんです。とはいえ誰かとメッセージのやり取りをしている感じではないので、仕事で何かあったのかなと思っていました」 　彼の妙な動きが気になり始めた小島さんは、彼の手元にあるスマホの画面を凝視。すると、そこに映っていたのはインスタのトップ画面でした。 「なんと、ずっと自分のインスタのアカウントをチェックしていたんです。いいね数とか、ストーリーの閲覧数とか。時折くるメッセージには一言で返しているみたいでした……。『今それ見る？』と困惑してしまいましたよ」 　インスタのフォロワー数は数千人と、一般人にしてはかなり多かったそうですが、目の前で小刻みにSNSをチェックされるとちょっと引いてしまいそうです。