そしていよいよ到達した最終ステージの2—6。これも今までと同じ要領でキューブを組み立ていった。が、途中でキューブが足りなくなってしまう。どうやらルートだけでなく、キューブの残数も考慮しながら組み立てていかなくてはならないようだ。さすが最終ステージに相応しい難易度である。 　一度キューブをすべて取り外して最初から考えなおすことにした。この段でここをこう通ればいいのか。いや、しかし、それではキューブの数が……。脳がオーバーヒートを起こして煙が出そうになるほど考えに考えた。そしてようやく完成。スタートからビー玉を転がして無事にからゴールまで届いたときは実に感無量だった。 　このD-TRAXにひとつだけ難点をあげるとすれば、ビー玉を転がしているときにキューブの繋ぎ目でつっかえて止まってしまうことが多いということだろうか。そのときは指でビー玉を押すか、ボードを傾けるかしてやらなくてはならず、それでなんなとくグダグダな感じになってしまうのがちょっと惜しい。ビー玉がキューブの繋ぎ目でつっかえることなくスムーズに転がるようになっていれば達成感プラス爽快感も味わうことができてさらに優れた玩具になっていただろう。