「なんで私のこと、こんなにわかるの？」 「この人は理解して共感してくれる。ほかの人とは違う、運命の人だ！」 　こう思わせることができれば信頼につながり、惚れさせることができます。こうした話術を活用できるようになったら最強ですよね。心の距離を一気に近づけることができてしまうわけです。 　リーディングのなかで「コールドリーディング」という話術があります。なにげない会話のなかで、即興で相手のことを言い当てて、心を読み取ることを指します。 　この話術のポイントは相手が持つ「自分は特別で重要な人物である」という心理を刺激すること。たとえば、「あなたは感性が豊かですね」とか「あなたは愛情深い人ですね」など相手が喜ぶような言葉を投げかけることで、「よくわかってるじゃない」と気分をよくさせます。 　そうすると、人は話を聞こうとあなたに心を開くようになるんですね。 「◯◯ちゃんってかわいいけど、周りの人の目を気にしすぎてるよね」とか「好きな人ができても慎重になりすぎて、その人のことを本当に信用するまでに時間かかりそうだよね」というように、相手の弱みを指摘しながらリーディングするという方法もあります。