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周囲に人がいるほど孤独になる「衆人環視無縁」

今年1月に高齢者の孤独死を扱ったNHKスペシャルの『無縁社会』。放送後、同世代だけでなく30代からも衝撃を受けたという声がネット上に飛び交い話題を呼んだ。孤立感を拭えない30代の人たちに打開策はあるのか? そこでSPA!は、人との繋がりを絶やさないためにとっておきの秘策を探ってみた。GWも一人という人、必読です! 周囲に人がいるほど孤独になる「衆人環視無縁」
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 周囲から知人がいなくなることがきっかけで「無縁」を感じる人もいる一方、人に囲まれることでかえって孤独感にさいなまれる人もいる。 「年に数回、夫の実家で向こうの親戚の集まりがあるけど、内輪の話になると、自分はその『縁』から外れていることを感じます。小さなムラ社会というか、よそ者を目の前にして自分たちしかわからない話でお互いの絆を確かめ合っているようにも見える。まだ子供もいないし、万が一、夫に先立たれたら、果たしてこのムラ社会でやっていけるかどうか……」(33歳・♀・デザイナー) 「mixiやTwitterでのオフ会って、対人関係が苦手そうな人ばかりが集まることもある。そんなとき、自分も『無理に人と繋がろうとする』うちの一人だと自覚して、『ああ、自分もか』と愕然とする瞬間があります。自分が見下している人たちと健全な関係なんかつくれるわけがない。普段『孤独』を感じるときよりも、そうした大勢の場で『無縁』だと思い知らされるときのほうが正直キツいですね」(31歳・♂・金融)  週末や連休といった「無縁」を思い知らされる瞬間だけでなく、大勢の中に晒されるときに感じる孤独もある。  ただし、中にはこんな意見も。 「別に『無縁』で構わない。家族と密にする必要も感じないし、実際、友人とも数年に一度しか会っていない」(33歳・♂・IT)  虚勢かそれとも強靱な精神の持ち主か。だが「無縁」のまま生きていかねばならない理由はない。「縁」というラクに生きるための利得は自ら機会をつくってこそ得られるはずなのだ。 ― 40代で[無縁予備軍]にならないための処方箋【3】 ―
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