恋愛・結婚

ホストに泣かされても「青春」。ホス狂いが寝る間も惜しんで稼いだ大金を貢ぐワケ

ホス狂いは「青春」

大泉りか——ホストクラブで非日常を楽しんでいるはずなので、そういう現実的な社会制度とか結婚生活には興味がないと思っていました。 大泉:逆にいつか結婚して落ち着く意識があるからこそ、「今」はハメを外せるし、無理もするのかもしれません。ホストもホス狂いも、たいていは20代の数年間で引退する。それでも、まだまだ転職できる年齢ですから。  だれにでも若かりし頃に「青春」がある。それは一過性のもので、ひとつの私の結論としては、ホス狂いもそうなんだと思います。確かにホストクラブの「お金を遣わせる」システムはエグいし、周辺からは規制すべきという声もあがっていて、もちろんそこに議論も必要だと思います。けれど、わたしはホス狂いの女の子たちの、生きる力の強さを信じてもいます。 <取材・文/伊藤綾、撮影/藤井厚年>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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ホス狂い
ホス狂いと呼ばれる女性の多くはデリヘルやソープ、パパ活などで稼いだお金をホストに注ぎ込んでいる。担当に請われるまま数百万のシャンパンタワーを入れ、時には売掛まで作る姿は、痛ましい。しかし、彼女たちがホストにダマされ、搾取される被害者に見えるとしたら、それは少し現実とは違う。むしろ彼女たちは、自分たちが営業されている=金銭が介在した関係と知りながら、ホストに課金し続けるのだ。果たして彼女たちはなぜ、ホストに狂うのか。
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