恋愛・結婚

女性が「全くタイプじゃなかった男性」を好きになってしまったサプライズ。年末の初デートで…

 寒さが身に染みるこの季節、できることなら好きな人と暖かい時間を共有したいですよね。東京都内で一人暮らしする原田綾音さん(仮名・28歳・契約社員)も、そんなふうに「年末年始」を楽しみたいと願っていましたが、結局は一人で過ごすことになってしまいました。しかし、そこで奇跡が起こって……。

年末年始に一人で過ごすのは寂しい

女性

※写真はイメージです。以下同

「彼氏もいないし、本当は長野の実家に帰って家族と過ごしたかったのですが『コロナのこともあるし、もっと交通機関が混んでいない時期にのんびり戻ってきたら?』と母親が言ってきたので、それもそうだなと思いまして」  そんな綾音さんは、同じく彼氏のいない学生時代からの友達とクリスマスを過ごしたり、頻繁に遊んでいました。 「彼女もそうですが、よく考えたら他に数人いるご飯に行ったりできる友達は、みんな帰省したり彼氏と旅行したりで、年末年始は誰も遊んでくれる人がいないなって気がついちゃったんですよね」  基本的に綾音さんは、飲食店で食事をしたり、映画や美術展なども一人で楽しめるタイプ。 「でも年末年始ってちょっと違ってきますよね。街は休みに入って幸せそうな家族や、恋人同士とかばっかりですよ。一人で初日の出や初詣に行くのはさすがに寂し過ぎて無理だなって」

好きでもなかった相手からLINE

 仕方がないので年末年始はずっと一人鍋でもしながら引きこもっていようと思い、ため息をつきながら部屋の大掃除をしていた時のことです。 「以前勤めていた会社で同じ部署だったY沢さん(34歳・会社員・独身)から『今年ももう少しで終わりだね』とLINEがきたんですよ」  特にY沢さんとは親しかったわけでもなく、ましてや全く好みのタイプでもない。どちらかというと印象の薄い存在でした。 「以前もこんな感じのLINEがきたことがあったのですが、仕事がバタバタしていて遊ぶ用事もいっぱいだったし当たり障りのない返信をして受け流していたんですよね。ですが、この時はなんとなく寂しい気持ちだったので結構ラリーしちゃったんです」  するとY沢さんから「ポテトが美味しいカフェがあるから、一緒にどう?」と誘われたそう。 「何の予定もなかったし、カフェくらいならデートみたいな重い感じじゃないのでOKしたんですよ。もしつまらなかったらすぐ切り上げて帰ってこようと思っていました」
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渋谷でお茶するだけだと思っていたら…
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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