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「詐欺だ!」婚活パーティーで激怒する迷惑客の呆れた主張

マッチングできず激怒

まだ全員と話していない段階であり、基本的に途中退席は禁止というルール。帰りたいという申し出を丁寧な口調で断ります。Aはしぶしぶ自席に戻っていったそうですが……。 「残ってくれたのは良かったのですが、何度もトイレに行って席を空け、会話中もスマホばかり気にしている姿が目につきました。順番が回ってきた女性サイドからすると、良い印象を持ちませんよね。『自分と話すのが楽しくないのかな』と嫌な気持ちになってしまうと思います」 結果、Aは案の定誰ともマッチングせず、パーティーはおひらきに。 「他の参加者がみんな帰った後に受付にやって来て、『パーティーに全くいい人がいなかったから返金してほしい』と言ってきました。基本的に人数が圧倒的に少ない、男女比率が悪いなどの状況じゃない限り返金相談はしていなかったので、無理な頼みです。すると、『詐欺だ!』『上を呼べ!』と激怒してしまい……」 現場判断だけでは解決できない状況となり、本部の担当者に電話でつなぐことになりました。電話口でも強い口調で不満をぶつけることおよそ20分。次回参加時に使える半額相当の割引券を渡すことで決着したものの、ぶつくさ文句を言いつつ帰っていったそうです。

クレーマーを反面教師に

Aと同様、「いい人がいない」というクレームを受けることもあるといいますが、「人との出会いは縁です。前向きに出会いを楽しむ姿勢こそが、良縁を生むと思うので、ネガティブな姿勢で参加することは自分自身に不利になると思います」と持論を述べます。  見た目や印象だけではなく、実際の会話を通して相手の良さに気づけることこそが婚活パーティーの魅力でしょう。外見の良し悪しで勝手に線引きするのはあまりにもったいなく、あまりに失礼な話。身勝手な言い分をのたまうクレーマーたちのことは、反面教師にしたいですね。 <文/萩ゆう>
住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ
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