「詐欺だ!」婚活パーティーで激怒する迷惑客の呆れた主張
コロナも落ち着きはじめ、ようやくリアルな出会いの場が戻ってきています。その例にもれず、徐々に賑わいを取り戻しつつあるのが婚活パーティー。膝を突き合わせて会話できるのは、対面ならではのメリットといえるでしょう。ただ、アプリの場合タップ一つで面倒な輩を排除できますが、パーティーではそうもいきません。
都内の一等地の婚活パーティー会場で働く田畑信二さん(仮名・28歳)は、予想の斜め上を行くようなトラブルも珍しくないと話します。
田畑さんの勤務先は、平日休日問わず、多人数が収容できる会場で婚活パーティーを開催しています。担当しているのは、イベントの司会進行や会場のセッティング、受付などの業務です。
「マッチングアプリも流行っていますが、直接会話をしながら相手の魅力を知れるのは婚活パーティーの醍醐味ですよね」
しかし、品行方正な人だけなら良いものの、その場の空気をぶち壊すような“招かざる客”も参加してくるので気が抜けないと言います。つい先日もなかなか厄介な人物への対応を迫られたんだとか。
「その迷惑客(以下、A)は開始直後に受付を済ましていました。かなり早い段階で会場に到着していたので、婚活パーティーに意気込んでいるように思えたのですが……」
次第にパーティー参加者が揃っていき、会場には男女共に15人ずつが集まりました。賑やかな雰囲気になったところで、いよいよ婚活パーティーがスタート。
「男性が一つずつ席を動きながら5分ずつ順番に全ての異性とお話していくトークタイムがあります。すると、開始して4.5人周ったあたりでAはスッと立ち上がります。そして、『いい人が居なさそうだから帰りたい』と受付に言ってきたのです。仕切りがないオープンな会場になっているので、パッと見た印象でタイプの人がいなかったから、そういうことを言ってきたのだと思います」
“招かざる客”に頭を悩ませる
序盤の段階で異変が
1
2
住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ