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矢吹奈子が卒業コンサートに詰め込んだ「HKT48と歩んだ10年間の思い」

矢吹奈子が最後に伝えたメッセージ

 アンコール後、ベージュピンクの卒業ドレスに身を包んだ矢吹奈子が登場。この衣装の柄には花が1つも入っていない。それは、これから彼女自身で大きな花を咲かせていってほしいという願いが込められているそう。  スピーチでは、「デビューをしてから約10年が経って、今日こうして卒業の日を迎えることができました。10年間を振り返ると、楽しかったことも辛かったことも全部の思い出が鮮明に蘇ってきて、本当にたくさん方に支えられてここまで来ることができたんだなと思っています」と頭を下げた。そして、「昔から応援して支えてくださった皆さん、最近好きになってくださった皆さん、応援していたけど今は離れちゃったっていう方にとっても、私を応援していたこと、応援していることを誇りに思ってもらえるように、これからも人間性を高めて、もっともっと成長できるように努力し続けたいと思います。 この10年間、本当にたくさんの幸せをありがとうございました」と前を向くと、観客からは奈子コールとともに拍手が送られた。  HKT48は、昨年に15名が卒業。今年7月には最後の1期生となる本村碧唯の卒業も控えている。世代交代が一気に進むHKT48に、矢吹が託したい願いがある。 「一度、紅白歌合戦に4つの48グループ(AKB48・SKE48・NMB48・HKT48)が出場したときに、たかみなさんが『こんなことはもう絶対ないからね』って言ってたんです。でも当時の私は『いやいや、あり得るでしょ』と楽観的に考えてました。本当に厳しい世界ですね。また、HKT48がその場所まで辿りついてもらいたいです」  その思いは、12年目のHKT48を担う後輩たちに受け継がれていく。 取材/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
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