恋愛・結婚

“出張が増えた”夫が犯した許されない過ち「すでに人の親になっていた」

許すという選択肢が消えた

 赤羽さんはなんとか冷静に話し合おうとするものの、あまりに不誠実さに怒りをぶつけてしまいます。すると売り言葉に買い言葉で最悪な展開を迎えてしまうのです。 「不倫した事実を棚に上げ、『できてしまったものは仕方がない』『相手がしつこい』などとのたまい、逆ギレ状態。その瞬間、私は全てが馬鹿らしくなり、ただただ涙がこぼれ落ちました。その様子を見てさすがにヤバイと思ったのか、すぐに正気を取り戻し、改めて土下座で謝罪されました。でも、夫の発言を聞いた瞬間、自分の中から許すという選択肢がスッと消えました」

夫婦生活は破綻し、現在は実家に

 それから、夫に対して寂しさや怒りなど、何の感情も抱かなくなったといいます。にもかかわらず、必死で関係を修復するような言動をまざまざと見せつけられました。 「率先して家事を手伝ってくれたり、欲しかったカバンを買ってくれたりしましたけど、焼け石に水ですよね。いくら感情的になっていたタイミングだったとはいえ、言ってはいけないことを口にしてしまったわけで、もう一緒に暮らすことはできないなとはっきりわかったんです」  その後、家庭内別居状態を経て関係は完全に破綻。それでも離婚を渋られるも三下り半を突きつけ、実家で出産を控えているとのこと。いまだに復縁を迫る連絡が毎日途絶えないといいますが、「落ち着いたら弁護士を立てて慰謝料と養育費をぶんどってやります」と固い決意は揺るぎません。ゲス不倫の代償をしっかり精算してもらって、心機一転新たなスタートを切ってもらいたいところです。 文/Honoka Yamasaki
昼間はライターとしてあらゆる性や嗜好について取材。その傍ら、夜は新宿二丁目で踊るダンサーとして活動。Instagram:honoka_yamasaki
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ