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入社式に母親同伴、辞めた理由もスゴかった…本当にいた驚きの新入社員――大反響トップ10

寝坊をきっかけに退職

「忘れもしません。あれは去年のW杯の日本vsポーランド戦。試合が夜の11時からだったので就業後、部下達に『サッカー見て遅刻するなよ~(笑)』と注意していたんです。僕はその日、仲の良い友人たちとスポーツバーで試合を見ていて、試合が終わったあと家に帰りました。  帰って少し寝て出社するとY川の姿が見当たらない。その日、僕とY川は提携先の工場に出向する日で、提携先の送迎車が迎えに来ていたんです。送迎の運転手にも『Y川くんって子来ないね』と言われて……。『そうですね~』なんて言いながら、内心『アイツ、殺してやろうか……!』と思っていましたね」  結局、Y川から連絡が来たのは正午を過ぎてからだった。 寝坊 「昼休憩中に僕の携帯に電話がかかってきて『すみません、寝坊しました』と言うんです。理由を聞いたら案の定、サッカーを見ていて家に帰れなくなって朝まで飲んでいたとのこと。自分の会社で遅刻するならまだしも出向での寝坊はさすがにナイと、僕も『お前、フザけんなよ!』とかなり強めに説教をしたんです。  Y川は『すみません。今から行きます』と言ったのですが、提携先の工場は車でしか来れないような場所。自力で来るのはさすがに無理なので『もうイイ。今日は休んでいいよ』と言って電話を切りました。それから、Y川の姿を見ることはありませんでしたね」

見た目ではわからない…

 入社してわずか3カ月足らずで飛んだ新入社員。そんな新入社員を多く見てきたと会田さんは語る。 「見た目がチャラ男みたいのだったらまだ対応もできるけれど、最近はY川みたいに見た目はオタクだけれど不真面目みたいな奴が多いので、どう注意していいか分からないんですよね。新人が研修期間を経て使えるようになるまで、会社は給料やら研修費用で約120万円を使うんですよ。どうせ飛ぶんだったら初日で飛んでくれたほうがまだ負担が少なくてマシですね……」  今後入ってくる新元号「令和」の新入社員達は、果たしてどのように育っていくのだろうか。 〈取材・文/カワノアユミ〉
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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