更新日:2024年02月14日 14:55
仕事

年収500万の44歳マスコミ勤務が“うつ”で退職して悟った孤独「驚くほどスマホが鳴らない」

苦い経験を経て見つけた「居場所」とは?

孤独な男性

写真はイメージです

オンライン英会話です。月7000円せずに海外の人と話し放題。性別、年齢や国籍などで講師を検索でき、東南アジア、東欧の女性も多い。日本の女性のようにすれてないし、おカネだけじゃなくて、ちゃんと私の内面を見てくれる。  英語は苦手だったんですが、日本人と話してイヤな思いをするのに比べれば、英語を話す苦労なんてたいしたことじゃない。スラスラ話せるようになった英語を誰かに自慢したくカフェでもレッスンを受けていたのですが、苦情があったのか禁止されてしまった。いまは一日中公園のベンチに座って、スマホで会話しています」  毎日3~5時間の“同世代”の女性たちと楽しい英会話で、後藤さんは今後の生活を考えられるまでに立ち直った。「公園には売れない漫才師がよくネタ合わせしている。彼らが売れて公園からいなくなるより先に、自分らしく生活できる国へ脱出したい」。  円安の影響で若者の出稼ぎが話題となっているなか、生き方を模索する中年男性の海外移住も広がるのか。 <取材・文/柏木隆之介>
編集プロダクション、出版社を経て独立。ビジネス系からカルチャー系まで多岐にわたって執筆する。趣味は映画観賞、自伝研究、筋トレ
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