恋愛・結婚

「なかなか結婚できない男女」に共通する4つの勘違い

③「自分のダメなところは見せないほうがいい」という勘違い

カフェでデートするカップル 婚活相手に嫌われたくないと思うのは悪いことではないですが、好感度が下がることを過剰に恐れて、自分の弱さやズルさといった短所をひた隠しにしている人もいるのではないでしょうか。  表面的に取り繕い、「素敵な自分」や「誠実な自分」を相手に見せて、かっこいい(かわいい)と思わせたいという虚栄心が出てきてしまうのも理解はできます。が、必死に猫をかぶっていても、ずっと本性を隠し続けることはかなり難しいもの。 出会ってから数ヶ月程度なら隠し続けられるかもしれませんが、半年や1年も経てばそんなメッキは剥がれてしまうのがオチです。  婚活で出会って結婚を前提にお付き合いすることはできて、交際も途中までうまくいっていたのに、けっきょく結婚に至る前に別れてしまうというパターンが多い人は、そうやって「臭い物に蓋をする」ようなスタンスが原因なのかもしれません。

④「減点されないよう常に細心の注意を払うべき」という勘違い

「こんなことを言ったらウザいと思われるかも」、「こんなことをしたら嫌われちゃうかも」というように、自身の言動が好感度の減点対象にならないようにと常に注意している人もいるのではないでしょうか。  確かに減点されないに越したことはないので、できれば相手を不快にさせるようなことはしないほうがいいわけですが、「減点されないように」ということばかりに気持ちが向いてしまっていると、好感度の加点を狙えなくなってしまうこともあるのです。  あくまで一例ですが、相手のちょっとズレた発言に対して、ジョークとしてあえて強めのワードでツッコミを入れるという行為があります。このツッコミによって、相手が気分を害して好感度が激減してしまうというリスクは確かにありますが、相手がその発言で笑ってくれて好感度が爆上がりするケースもありえるわけです。  もうおわかりかと思いますが、「減点されないよう常に細心の注意を払ったほうがいい」と勘違いしている人は、リスクを背負えないので好感度爆上がりのチャンスを逃してしまいます。  減点されないようにしていれば嫌われることはないけれど、往々にして劇的に好かれることもないのです。 「いい人」と「どうでもいい人」は紙一重。嫌われないようにということばかり考えていると、意中の異性から「いい人だけど結婚相手としては考えられないな」なんて思われてしまうことは、よくあることなのです。
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“短期間だけ順調”では意味がない
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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