「なかなか結婚できない男女」に共通する4つの勘違い
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、婚活をがんばっていても、なぜかなかなか成婚に至らないという人は男性にも女性にもいるでしょう。理由はさまざまあるとは思いますが、婚活を長期間していて、途中までうまくいく恋愛はあっても、けっきょく結婚までたどり着かないという人に共通している思い込みが、いくつかあるのです。
そこで今回は、婚活で途中まで順調でも「最終的になかなか結婚できない男女」に共通する4つの勘違いを紹介していきます。
性格や価値観やライフスタイルの相性がバッチリで、お互いが自然体でいてもケンカや意見の対立は一切起こらない——確かにそんなパートナー関係は理想です。
けれど十人十色で個性は違うので、現実的なことを言うと、そんなに全方向で完全に相性がバッチリな異性は、世の中に100人に1人もいないのではないでしょうか。そこからさらに、見た目の好みや年収や肩書きといった条件を満たしていないといけないわけです。
自身が100%納得・満足できるパートナーと出会って愛し合えるのは“理想”ではありますが、それはもう度が過ぎた理想というか、ファンタジーに近い“奇跡”かもしれません。
「婚活ではそんな奇跡のような相手を見つけなくてはいけない」と言っているわけではありません。
「多少相性が合わない異性が相手でも末永く幸せな家庭を築いていくことは可能だ」と言いたいのです。実際、世の中の幸せ夫婦の大半が、相性の悪い部分がありながら、そのズレを理解しながら歩み寄っているものなのです。
完全に相性バッチリのベストカップルでなくても、ケンカや対立が起こらないというケースもあります。でもそれはどちらかが、もしくは双方が、大なり小なり我慢していることがあるはず。
大きな不満を我慢しているのは言うまでもなく大問題ですし、小さな不満でもそれを我慢し続けると「塵も積もれば山となる」わけなので、大問題に発展する可能性は否めません。
要するに「ケンカや意見の対立はしないほうがいい」と思い込んで我慢していると、相手に抱いている「実はこうしてほしい」という要望や、「実はこれはやめてほしい」という不満が言い出せなくなってしまうもの。要望を封印し、不満を吐き出せないパートナーとの生活は、はたして幸せと言えるのでしょうか。
そもそも不満などを必死でおさえつけていると、いつか限界に達して大爆発し、うまくいかなくなるリスクも高いでしょう。また、なんとか大爆発しないように我慢し続けていても、その不満が態度から漏れ出て相手に気取られてしまい、けっきょくギスギスしていき破局するというケースも多々あります。
違う人間同士なのだからケンカや対立が起こるのはごくごく当たり前のこと。「雨降って地固まる」ということわざがあるように、ケンカや対立を無理やり回避するのではなく、そういう事態に陥ってしまったら二人で話し合い、原因を解決・改善して乗り越えていけばいいのです。
①「完全に相性がバッチリな相手を見つけるべき」という勘違い
②「ケンカや意見の対立はしないほうがいい」という勘違い
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi
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