更新日:2024年02月02日 15:13
仕事

「お前が部屋を使うんかい」元ラブホ従業員が語る“どこかおかしい”客。ウーバーバッグで“デリバリー”利用

セーラー服で来店!?

セーラー服 ラブホテルは風営法の関係で、18歳未満の方は入室できない決まりとなっていることは皆様ご存じかと思われます。  とはいえ、ラブホテルはその特殊な業態上、利用者名簿を記入する義務がなく、“関門突破”をさせないようにフロントが細心の注意を払う必要があります。筆者の場合もその点に関してはとても気を遣っておりました(一度だけ高校生の方を入室させてしまったことがあり、保護者の方がGPSで場所を突き止めたのか、クレームの電話がかかってきました)。  しかし、利用可能年齢か否かを判断するのはとても難しいもの。筆者は主観的に見て少しでも「若そうだな」と感じた方は入室をお断りする“疑わしきは追い返す”方式を採用しておりました。

顔立ちと服装で入室の可否を判断

 入室させるかどうかは、“顔立ち”のほかにも、“服装”も考慮に入れて判断しておりました。例えば(抽象的ですが)、淡い色合いの服装であったり、幼さを感じさせる“フリフリ”の格好の場合には一旦お断りさせていただく、といった具合です。  当然ながら、“制服”での来店は一発アウト。フロントに設置されている監視カメラに映った瞬間追い返すレベルです。  これまでに制服で来店してきたお客様は1名のみ。しかし筆者は、この制服を着用してこられたお客様を入室させてしまいました。というのも……。
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入室させるか迷った挙句に“通過”させたワケ
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およそ6年にわたり、渋谷区道玄坂の激安ラブホにて受付業務および清掃業務に従事。繁華街で様々な人間を見てきた経験をもとに、迷惑客の存在やスタッフの裏事情などをテーマに執筆(していく予定)。
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