なぜか深夜のラブホに勤務する「履歴書が空白だらけ」40代男性の正体。元従業員が明かす“ワケあり”のスタッフ――仰天ニュース・トップ3
大事件ばかりがニュースではない。身近で巻起こった仰天ニュースを厳選、今回はラブホ従業員に聞いた裏側に注目し反響の大きかったトップ3を発表する。第2位の記事はこちら!(集計期間は2023年1月~2023年12月まで。初公開2023年6月5日 記事は取材時の状況)
* * *
こんにちは。元ラブホ従業員の和田ハジメです。およそ6年もの間、渋谷区道玄坂にあるラブホテルにて受付業務および清掃業務に従事してきました。
筆者が勤めていたラブホはその立地ゆえ、決められた業務以外にも数多くのトラブルや不測の事態に対応しなければならず、精神をすり減らしたスタッフが頻繁に退職するといった状況でした。
そのため欠員補充を行うものの、世間体の悪さからか、ラブホスタッフにわざわざ応募してくる方は極めて少なく、集まってくるのは“ワケあり”の人が大半を占めていました。
ちょっとした職歴のブランクがある人から、“やらかして”一般企業での就職が困難な人まで様々でしたが、今回は後者のケースである“Xさん”について、以下に記していきます。
Xさんは深夜帯のフロント業務に従事していた当時40代後半の人物。正直な話、筆者はXさんと初めて会った時から彼にいい印象を抱いておりませんでした。
と言いますのも、Xさんがアルバイトとして入ってくるきっかけとなった求人の募集要項は“深夜帯の清掃スタッフ募集”というもの。なぜ彼がフロントで勤務していたのかといいますと、それは筆者とポジションの交代をしたからでした。
Xさん初出勤の日、当時夕勤のフロント業務だった筆者は、彼の教育係という名目でその日は夕勤後に深夜帯の清掃業務として入ることになっていました。
相当に長い時間働くことになっていたので、新人の方が要領よく業務を覚えてくれて、仮眠を少しでも取れたらいいなと、出勤前にぼんやりと考えておりました。
ラブホの従業員と聞くとなんとなく暇そうな印象を抱く方も多いことかと思われますが、筆者が働いていたのは都内でも屈指の繁華街であり、なおかつ近隣他店と比較しても相当にリーズナブルな価格帯でお部屋を提供している激安店。
多少の繁閑差こそあれど、基本的にはせわしくお客様の応対に追われる日々を過ごしてきました。そして土地柄からか、“お行儀の悪い”お客様もかなりの頻度で来店され、トラブルを引き起こすこともしばしば……。
多種多様なお客様が来店されるラブホテル。従業員も負けず劣らず個性的な面々が揃っておりました。今回は激安ラブホの従業員……つまり筆者の元同僚について少しだけお話をさせていただければと思います。
ラブホスタッフに応募してくる“ワケあり”の人たち
深夜帯のアルバイトとして入ってきた謎の中年男性
およそ6年にわたり、渋谷区道玄坂の激安ラブホにて受付業務および清掃業務に従事。繁華街で様々な人間を見てきた経験をもとに、迷惑客の存在やスタッフの裏事情などをテーマに執筆(していく予定)。
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ