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妻のため息は“嵐の前触れ”?世の中に溢れる「ニュースにはならない」問題の数々

セルフレジでちゃんと払ってるアピールするために、いらないレシート受け取る(アリバイづくり問題)、酒飲みながら料理するとかなりの確率で味が濃くなる(塩分問題)、会社でえらくなる人、目の奥 笑ってない人が多い(鋭い問題)etc. 世の中には、ニュースで取り上げられることのない、問題にするほどでもない“問題”が溢れている。そんな問題の数々を集めたのが、『妄想国語辞典』シリーズで世の中にない言葉を生み出してきた野澤幸司氏による新刊『問題未満』だ。思わず「あるある」と納得してしまう147の“問題”の一部を抜粋。“問題”の生みの親である、野澤氏による解説と合わせてみていきたい。

理由は定かではないが、妻が大きなため息をついている(嵐の前触れ問題)

頬杖をつく女性

写真はイメージです

「ある映画監督が、残忍なシーンを直接描くよりも、事後だけを見せて想像させる方がはるかに怖くなると言っていた。これはそのまま夫婦間にも置き換えられると思う。どんなに切れ味鋭い言葉より、大声で責め立てられるより、静寂の中でいきなり『・・・ふうう』とため息をつかれたときの方が、絶対ぞっとする。周囲の夫をやっている男たちに聞いてみたところ、9割以上の共感があった」(野澤氏)

投稿後、思いのほか「いいね」少なくて恥ずかしい気持ちになる(いいね1問題)

「いいねが欲しい人だらけの世の中ですが、いいねの総数以上に気になるのが、フォロワー数とか友だちの数に対してのいいねの数=『いいね率』。数人しかつながりがない人ならいいね1でも何も気にならないけど、フォロワー1万人でいいね1だと話が変わってきます。人望とか人徳とか、そういうの浮き彫りになっちゃいそうで・・・でもそんな繊細なメンタルの人はそもそもフォロワー1万人もいないか」(野澤氏)
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