例えば、下記のように相手の悩みやコンプレックスをポジティブに言い換えることで、相手からの好感度が上がりやすくなります。 相手「よく要領悪いって言われるんだよね～」 あなた「そっか～。要領悪いって言われちゃうのか〜【共感】。でも、真面目で一生懸命なところは良いところなんじゃないの？」 相手「もっと部下に厳しくしろって上司に怒られたよ……」 あなた「そっか～大変だね【共感】。でも、部下の人からすれば優しく教えてもらえるって嬉しいことなんじゃない？　いいことだと思うけどなあ」 　やはり誰でも「自分にポジティブさをもたらしてくれる人」のことは好きですからね。 　ただし、最初に「共感」をしましょう。共感をせずにいきなり「でも、それって～」と話を切り替えると、相手に「真面目に話を聞いてくれていない」という印象を与えかねないので気をつけてくださいね。 　ほかにも「八方美人→みんなに気を遣える、優しい」「自己中→自分の意見を持っている」「緊張しやすい→それだけ真面目ということ」など、なんでも言い換えることができます。 　また、性格だけでなく、このようなことについても言い換えができます。 「また失敗しちゃったよ→行動量が多いから失敗もするわけで、そもそも行動しているのが偉い」「今度の資格試験合格率が30％しかない→3人に1人くらいは合格するってことだし、あなたなら大丈夫だと思うよ/資格試験を受ける全員が真面目に勉強しているわけじゃないし、実質の合格率はもっと高いんじゃない？」などやり方はいろいろとあります。 「あまり気休めを言うべきではないのでは?」と感じるかもしれませんが、ネガティブなことを考えているときは誰しも気休めを求めるものですから、有効です。