――現在は、具体的にどんな業務をされているんですか？ 柳田：接客・販売が主な業務です。平日は、入荷した商品のチェックや陳列、値札の張り替えなどもしていますよ。 ――やはり、野球用品の専門担当ですか？ 柳田：野球が中心ですが、チームスポーツ全般を任されているので、バスケやサッカーの道具についても勉強して、お客様に伝えられるようにしています。 ――プロ野球選手になる程なので、まさに野球に特化した専門性を持って生きてこられたと思いますが、広く学ぶのは大変ですか？ 柳田：楽しいですけど、やはり大変ですね。テニスラケットのガットの調整などもやるので、知識と技術を広くだけでなく深く身につける必要がありました。 ――そんなことまでやるんですね！　プロ野球選手としての経験が役立っていると感じることはありますか？ 柳田：自分の経験をもとに商品の特性をお伝えすることができるところですね。 ――今やネットで多くの情報は得られますが、元プロ野球選手の体験から商品を説明してもらえるのは、魅力的ですね。この仕事の楽しみや喜びはどんなところですか？ 柳田：来られるのは地元の人が多いんですが、小学校に上がってここで初めてのグローブを買った子が、高校生になって「レギュラーになりました！」と言って、新しいグローブを買いに来てくれる時は嬉しくなりますよ。