“女らしさ”・“男らしさ”といった性別ごとの押しつけを、なくしていこうという時代になっているにもかかわらず、いまだに“家庭的な女性らしさ”を結婚の条件に加えているというのは、価値観がアップデートされていない証拠。 　またその発言からは、“女性らしさ”への過剰な期待や理想を抱いていることが推察できるため、結婚後にパートナーになってくれた妻に対して、勝手に失望するようなケースも考えられます。 　自分の好みのタイプまで強引に曲げる必要はないものの、今、世間ではどのような価値観が重んじられているかを把握するという、フラットな視点も持っておくべきでしょう。 　好意的に解釈すれば“浮気の心配のない誠実夫”予備軍とも言えますが、一方で“手料理を強要する家事ハラ夫”予備軍とも言えてしまいます。 　また、そもそも料理は女性がするものと決めつけているような言い草にも聞こえます。これはつまり、仕事をせずに専業主婦になることを強制しているか、もしくは仕事をしてもいいが料理は絶対に妻が担当するという意思が感じられるでしょう。 　結婚後もずっと毎日、妻に手料理を作ってもらうことを要求し続けるようであれば、いつか妻のほうが結婚生活に限界が来てもおかしくはないです。