恋愛・結婚

結婚相手を選ぶとき、実は趣味嗜好より「“ムカつく”と感じること」の相性が重要な3つの理由

②その相性がよくないと「性格が悪い」と思われてしまうだけだから

若い女性 ……本題はここからです。  そういった「ムカつくと感じること」が大半の人から賛同を得られるかどうかわからない、もしくは、なんだったらムカつくという感情を抱くほうが「性格が悪い」と思われるようなケースの場合はどうでしょうか。  たとえば、課長は非の打ちどころのないいい人なんだけど、喋り方や食事中の姿、服のセンスなどが生理的に受け付けず、課長は悪くないのになんだか無性にムカつく。  たとえば、イケメン俳優に遊ばれたと週刊誌に告発した一般女性に対し、自分だっていい思いしてるしそもそも騙されるほうも悪いのに、リークして貶めようとしているのがムカつく。  こういう微妙なラインの「ムカつくと感じること」は、意外と多くの人が抱えているものなのですが、自分の性格の悪さが起因していることもあるため、なかなか大手を振って吐き出せないでしょう。

③“共犯者”感覚が芽生え、長い結婚生活もうまくいきやすくなるから

 ですがそれゆえに、このようなどす黒い感情の相性がよく、共感してくれる相手には、いい意味で“共犯者”のような感覚を抱くことができ、長い結婚生活もうまくいきやすくなるのです。  逆の視点から考えてみるとよりわかりやすくなるのですが、そういった自分の性格の悪い一面からくるどす黒い感情を、何十年と生活をともにするパートナーに隠し続けなくてはいけないとなると、相当しんどいはず。  外で発言するとむしろ自分がバッシングを受けるようなどす黒い思想は、家から一歩出たらなかなか言えないわけですから、せめて家族の前では心置きなく吐き出せる環境ができていたほうがいいわけです。
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結婚相手を選ぶときに重要なこと
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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