恋愛・結婚

結婚相手を選ぶとき、実は趣味嗜好より「“ムカつく”と感じること」の相性が重要な3つの理由

 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。  筆者はLINE公式サービスにて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

「楽しいと思うこと」の相性が合っているに越したことはないが…

可愛らしいポーズをする若い女性

※写真はイメージです。以下同

 さて、婚活で結婚相手の条件を考えたときに、たとえば趣味が同じで楽しいと思うポイントが似ているなど、ポジティブな要素の感覚が近いことを重視している人は少なくないでしょう。  確かにそういった「楽しいと思うこと」が合っているに越したことはないのですが、実は日常生活で不快に思うことや怒りを覚えることといった「ムカつくと感じること」が合っている人のほうが、結婚生活はうまくいきやすいのです。  そこで今回は、結婚相手を選ぶとき、実は「ムカつくと感じること」の相性がかなり重要な理由を紹介していきます。

①自身を含めた大半の人間は“陰”の要素も内包しているものだから

悩む女性 たとえばお相手と音楽、スポーツ、映画、アニメ、ゲーム、アウトドアなどの趣味が似ているなど、「楽しいと思うこと」で共感できる部分が多いのに越したことはありません。そういった要素は人間の内面において、“陰陽”で言うところの“陽”の相性と言えるでしょう。  しかし、清い心しか持たない聖人のような人間は世の中に一握りしかおらず、自身を含めた大半の人間は“陰”の要素も内包しているもの。  職場に嫌味な上司がいて愚痴が止まらなくなることや、芸能人・著名人の不遜な態度になんだかイライラすることや、ニュースで報じられた事件の犯人に憤りを感じることなど、負の感情がつい爆発しそうになることもあるでしょう。  人間、「楽しい」といったきれいな感情ばかりでなく、「ムカつく」といった黒い感情があるのは当たり前なのです。  そういった黒い感情はあまり表に出さないほうがいいという風潮はあるものの、自身の立場や主張に正当性がある場合は、口に出すことはさほどためらわないでしょう。  対象となる上司、芸能人、犯人などが客観的に見て明らかに“悪”であり、その人物を批難しても大半の人から賛同を得られそうなときは、“正義”の旗本で口撃できるので、躊躇なく吐き出せるのではないでしょうか。
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

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