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ハット姿が“老けて見える人”の共通点。簡単にできる「バランスのとり方」

バケットタイプのハットは「キザに見えない帽子」

バケットハット

「バケツをひっくり返した形状」のバケットハット

バケットハットは、「キザに見えない帽子」です。中折れハットに慣れてきた男性にとっては、違和感が残るかもしれません。「休日のおじさんが被る帽子では?」と思う人もいそうです。 でも、そもそもバケットハットは、名前の由来にもあるように、バケツをひっくり返したフラットな形状の帽子。カジュアルファッションがトレンドであるからこそ、バケットハットはアウトドアやストリート系によく馴染むのです。 忘れてはいけないのは、帽子によって似合う服装自体も変わるということ。この事実を見落とした状態で帽子だけ変えても野暮ったい印象になるだけです。 もちろん、選ぶときのポイントも変わります。たとえば中折れハットは、ベージュのような明るいものも清涼感あるように見えていましたが、バケットハットのベージュ色は、老け込んで見えてしまうリスクもあります。そうならないためにも、黒や紺などのダークカラー、もしくはオフホワイトや白のようなライトカラーがおすすめです。

「ファッションのテイストを変える」ことでバランスを取れる

リゾート要素が強い中折れハットは、同じくリゾート雰囲気がでる柄シャツやショートパンツがよく合います。一方、アウトドア要素が強いバケットハットは、オーバーサイズのTシャツにワイドなパンツといった「フェスに参加するような雰囲気のファッション」が合うのです。 ただし世代によっては、「シンプルな無地Tが、地味に見えてしまう」こともあるはず。その場合、レタードと呼ばれるシンプルなフォントのTシャツを合わせてみてください。4文字程度のアルファベットであれば、着る人を選ばず、バケットハットの雰囲気に合うことでしょう。 一方、シャツで合わせるならば、無地のオープンカラーシャツを選びましょう。キザに見えないバケットハットは、「色合い」や「ファッションのテイストを変える」ことでバランスを取ってみてください。 ===== ここ数年、「中折れハット」を街中で見かけること自体少なくなりました。トレンドの変化に気づかずに同じ帽子を被り続けていては、時代遅れに見えてしまいます。服のみならず、帽子のアップデートも検討しましょう。 <TEXT/森井良行>
“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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