仕事

“タトゥーだらけのイケオジ経営者”が初告白。起業の裏側で「1500万円を持ち逃げされちゃって」

「マンガの主人公のように人を喜ばせたい」生きる上でのポリシー

VAULT LOUNGE

森下さんが手がけた宮古島の会員制BAR「VAULT LOUNGE」(Instagram:@vault.lounge)/※提供写真

 何事にも前向きで、ほんわかしたオーラをまとっている森下さんだが、経営者として人として、大切にしているポリシーがあるという。 「自分のためだけにこだわる自己満足が嫌いで。常に、どうやったら相手が喜んでくれるかを考えながら生きています。たとえば、僕あちこちにタトゥーを入れているんですが、デザインは全部彫り師さんにお任せしています。彫りたいものを彫ってもらって、喜んでもらいたいんです」
首元のタトゥー

首元のタトゥー

 首元にある大きなクジャクのタトゥーは、「クジャクはその美しさから乱獲されていた歴史がある」と彫り師から聞き、「みんなが取り合うほどの人気者になるように」という意味を込めて入れたそうだ。 「僕、社会的にじっとしていられなくて。みんなが出来ないようなことをしたいんですよ。中学生のときから、『マンガの主人公になりたい』と思って生きてきました。ルフィやナルト、信(※『キングダム』の主人公)のような。マンガから対人心理を学ぼうと勉強したこともあります。世の中に出来ないことはない。どうにでもなるし、どうにかする。『いつかやろう』で諦めるのではなく、『今やる』を大切にしています」  仕事では日頃からアイデアがわく環境に身を置き、「やりたくないことはしない」を徹底しているのだそう。 「従業員たちは良い意味で僕に対して放任なので、子供でいさせてもらっています。誰にでも出来ることは周りにしてもらって、僕はやりたいことをやる。そう言ってまわることで、自分を追い込むんです(笑)。結果がすべてなので、お客さま優先で仕事だけはちゃんとやる。でもときには、“大事だからこそ雑にしよう”という場面もあります」

今後はエンタメの会社も設立予定

THE HIDEAWAY FACTORY

THE HIDEAWAY FACTORYの内装/※提供写真

 従業員たちにも分け隔てなく、フランクに話しかける森下さん。取材の合間にも、通りかかったスタッフたちを気遣うように声掛けしていたのが印象的だった。  経営者としての彼は、部下たちにどう映っているのか。記者がスタッフたちに尋ねてみたところ、口を揃えて「熱い漢(オトコ)ですね!」と返ってきた。
スタッフ

スタッフの中には、森下さんのインスタを見て「働きたい!」と応募した人も

 この先さらに活動を広げていくだろう森下さんに、今後の展望を語ってもらった。 「先のことはあまり考えていないです。でも今、エンタメの会社を作ろうと動いています。これからも人としての魅力を出し続けていきたいですね。常に目立ちたいし、カッコつけたいし、モテたい。“モテたい”って願望は、回りまわって『人』のためになる。カッコつけるのも仕事につながりますから。“漢”と書いてオトコと読ませる人間でいたいです」 <取材・撮影・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
1
2
3
THE HIDEAWAY FACTORY
https://thehideawayfactory.gorp.jp/

シガナイチャンネル / イケオジたちのシガナイ日常
https://www.youtube.com/channel/UCFV_rxL6NcB1634XGpTB7yQ
おすすめ記事
ハッシュタグ