ライフ

急増する“迷惑系釣り人”に困惑する人たち「注意すればケンカになる」

失明の危険!投げ釣りが禁止になった場所も

 ゴミやマナー、そして女性を含むトラブル。釣り場で起こる問題の一例が分かったが、もっと最悪なケースもある。 「私も隣の釣り人が投げたルアーが目の前に飛んで来たことがあります。ルアーフィッシングの中には鉛でできたルアーがあるのですが、万が一、人の体に当たれば病院送りですね。ルアーについている針が刺さればとんでもない激痛ですし、目に刺されば失明。これが原因で投げ釣りが禁止になった場所もあるくらいなんです。謝ってくれる方もいますが、歩行者に当たったりしたらと思うとびっくりしますよね」  せめて思った所に投げられる練習をしてからルアーフィッシングを始めてほしいものだ。また地方の自然が残る釣り場も最近は荒らされているという。 「冷蔵庫にバイク、車のバッテリー、部屋の照明までもが近くの川に捨てられていました。もちろん釣り人が犯人とは限りませんが、どうも真夜中にこっそり捨てられているみたいです。釣り場の駐車場に粗大ごみや家庭ゴミが捨てられていても、現場を目撃することはほとんどないです」

迷惑行為を「注意すればケンカに」

魚釣り 数々の釣り人の迷惑行為を見て来たTさんだが、やはり注意は難しいのだろうか? 「難しいと思います。どんな人かわからないし、最近は外国人も多いので、下手に注意なんかすればケンカや事件になります。釣り場のそばでの路上駐車などでも見つけた釣り人が即、警察に連絡しているようですね。釣り場でバーベキューなどして騒いでいる人もいますが、後片付けなんてしないし、アルコールが入るとさらにたちが悪いです。  そういった人たちには、言葉で何を言っても無駄ですね。コロナの自粛警察と一緒にされてしまいます。本当は釣り場でゴミのポイ捨てなんかを見ると一言言ってやりたくなりますが……。こちらが回収できるものは黙って回収して捨ててます。楽しむために釣りに来てケンカなんかしたくないですしね」
次のページ
釣りの様子を動画に撮った結果
1
2
3
大手寝具メーカーに勤務。寝具や睡眠のプロでありながら、自然環境や魚、釣りのライターでもある。趣味で地方競馬やナンバーズ、ロト6なども愛する

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ