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大人のスニーカー選びの基本。目的、サイズを間違えている人が多すぎる

「ゆるすぎる」サイズ選びが諸悪の根源

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どこから見ても左の黒い靴のほうが大きく見えます。しかし、サイズ表記をみると左は「24.5㎝」、右は「25㎝」です。筆者私物

最近流行しているホカオネオネなどの厚底クッションは、従来のサイズ表記をベースに選ぶと、かえって体の負担になるケースがあります。 サイズ表記は各メーカーでバラバラです。きつい靴は論外ですが、靴のトラブルの9割は「ゆるすぎること」から発生しています。靴ずれは「きつい靴のせい」と勘違いされていますが、原因は、足指と靴の間に余計な隙間ができて、摩擦を起こすことで発生します。 足が靴の中で遊んでしまうと、当然足元が不安定になり、上半身が揺れて歩くフォームが悪くなります。「巻き爪」や「小指の痛み」など痛みのトラブルのほとんどは、ゆるすぎる靴が原因と言ってもいいでしょう。 ネットでも店舗でも、靴を買うときは、同じメーカーのデザイン違いでさえもサイズ感が異なるので、履いたときの「ちょっとゆるいな」「ちょっとキツいな」といった足の感覚を信じてください。 otona006それでも失敗してしまうという方は、とっておきの方法を伝授いたします。それは、「中敷きを抜いて、足をのせる」方法です。目視で「一番長い指」から1㎝以上のすきまがあるのがベスト。 横は多少はみ出てもかまいません。靴の側面が「面」で包んでくれます。逆に中敷きの輪郭内にすっぽり収まってしまうと、幅がゆるすぎる証拠となります。
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店舗では◯時に買え!?
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こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ

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