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大人のスニーカー選びの基本。目的、サイズを間違えている人が多すぎる

店舗では14時に買え

筆者の経験上、実店舗で靴を試すときには3足までにしておきましょう。3足以上試すと、足の感覚が麻痺してしまいます。もう一つ厄介なのが、「ショップ店員に申し訳ない」という気持ちが出てきてしまうからです。5~6足持ってこられても「全部いらない」と堂々と断れるメンタルがあればいいのですが、洋服とちがって何箱も持ってこられてシンデレラのように目の前で広げられると、結局「妥協の1足」を買って後悔することになります。3足試してピンとこなかったら、日を改めましょう。衝動買いの1足が、その後、足に合わないのはこれが原因です。 靴屋に行く時間帯にもコツがあります。ゴールデンタイムは14時です。足がまだ疲れていない時間で、店側のデメリットも少ないからです。例えば、開店直後だと、店員もエンジンがかかっていないのでボヤっとした靴選びになるケースが多く、閉店前であれば、閉店準備に追われ、サービス残業になる可能性もあるので、イライラしている店員が多いからです。 よって14時に、店員に「目的」と「予算」を伝え、用途に合った靴のコーナーへ行き、変に「その日の売り上げのノルマの圧」を受けることもなく、ゆっくり買い物をして帰りましょう。お互いにハッピーだと思います。
こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ
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